左手の効用

根っからの右利きである。小さい頃から圧倒的に右手を酷使してきた。

就職してから、右の歯にしみる感じがあったので、歯科に診てもらったこと
がある。右の歯の根本が削られていると言われた。歯磨きのし過ぎであった。

歯磨きを見直すことにした。根本的に対策するため、右手でなく左手に
歯ブラシをもちかえて磨くことにした。これで右の歯を磨きすぎることは
なくなった。同時に左手を使うことになり、一石二鳥だった。

この話には後日談がある。実家に帰ったときに母に話をしたら、母の歯も
わたしの歯と同じく右の歯の根本が磨きすぎたと削れた様子を見せてくれた。
母親の習慣が子供にそのまま伝わっている(「このは崩し」だった)のだ。
実の母親であることをまざまざと実感した瞬間だった。

このはくずし
出典: https://www.amazon.co.jp/NARUTO-ナルト-木ノ葉崩し編/dp/B01JZYNDJG

その後、もっと左手を使ったほうがよいと思い、左手に電気かみそりをもち
ひげを剃るようにした。最近では、パソコンのマウスをやめ、左手でトラック
パッドを操作するようにした。これで右手が腱鞘炎気味になっても左手で代用
でき、すこぶる調子がよい。左手を使うことの効用に感動を禁じえない。