東京オリンピック

1964年の東京オリンピックは、国道17号線に聖火をもったランナーが走ってくるのを見たことしか記憶がない。まだ4歳だったから、オリンピックが理解できなかった。小学校の教科書にマラソンの話が登場したことがあった。そこでは、アベベ・ビキラ選手のオリンピック初のマラソン2連覇がたたえられていた。それまでオリンピックのマラソン2連覇は不可能だとされていた。しかし見事、エチオピアのアベベ選手が達成した。ちなみにエチオピアでは、苗字はなく、アベベが本人の名前、ビキラは父親の名前らしい。

そして、57年後の2021年に再び東京オリンピックが開催された。このオリンピックでエリウド・キプチョゲ選手が男子マラソンの2連覇を達成した。いずれも東京オリンピックであることは、あまりにも偶然である。キプチョゲ選手はケニアの選手で、アフリカから2連覇した選手が2度登場したのもたまたまである。これらのことは東京オリンピックの記録として記憶するに値すると思う。